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・まふゆくん
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席に着いてさっそく喋りかける。
まふゆ が苗字だということを知った。
名前が気になって聞こうとしたら、クラスの女子がまふゆと俺の間に割って入ってきた。
そして見せつけるように俺の腕にわざとらしくくっついてきた。
気持ち悪りぃ...どうせなら可愛い子が良かった。
そんな罰当たりなことを考えていると、鞄を持って立ち上がったまふゆが視界に入った。
さっきからのクラスの様子を見ていると、あまり自分からまふゆに話しかけるような人がいなかった。むしろ、避けてるような気がする。
...まぁ、俺にどうこうできる問題じゃないんだけど。
帰ろうとしたまふゆに声をかけることができ、満足していると、俺の机の周りに集まっていた人たちが口を開いた。
「中山、あいつと仲良いのか?」
『あいつ?まふゆくんのこと?』
「そう、あいつ」
『べつにまだ仲良いって言えるほどではないけど...』
「あいつはやめといた方がいいと思うぜ?」
「そうだよ中山く〜ん。あいつに喋りかけると中山くん汚れちゃうよ〜?」
『な...なんで?』
「えぇ〜だってぇ〜...あいつキモくな〜い?w」
『どこが?』
「髪の毛とかぁ〜あ!あと顔!見たことないけど、キモいらしいよぉ〜?」
見たことないけどって...見た目で判断するなよ...
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