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保健室からこんにちは
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どうもこんにちは。真冬翔太です。僕はあの後教室を出てから、下駄箱で気づいてしまったんです。
『鍵...忘れた...』
そう。教室のロッカーの中に家の鍵を忘れてきてしまったわけです。オーマイガー。
『戻りたく...ないな』
さすがにまだクラスメイトが残っているであろう教室に戻るのは気がひける。なので、保健室で時間を潰してから取りに戻ることにした。
保健室に着き、ベッドに入って横になる...前に、前髪を常備しているヘアゴムでくくる。これはいつもしている事。寝る時邪魔だもんね。
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あれからどれくらいの時間が経ったのだろうか。鞄からスマホを取り出し時間を確認すると、保健室にきた時間から1時間は経っていた。
ちょっと寝過ぎたかな...。
外からは、運動系の部活の顧問の怒鳴り声とかが聞こえてきた。
『そろそろ行かなきゃ...』
さすがにもう人いないよね。眠い目をこすり、ベッドから身体を起こして外していた馬鹿みたいにでかい黒縁の眼鏡をかける。
別に視力が悪いわけではないんだけど、少しでも顔が隠れると思って、お母さんに3年前ぐらいに買ってもらった伊達メガネを今でもつけている。
っていっても、前髪でほとんど顔隠れてるから、どちらかというと意味はないんだけど。
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