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あれから、俺の自由が少し戻ってきた。
発情期の間は「危ないから家にいてくれ」と言われ、
抑制剤を飲みながら海堂さんの家でいつも通り過ごした。
その後だ。
発情期が終わった次の日の朝、
俺の首には何も付いていなくて、しかも大学に行っていいという。
久々に大学に行くと、優が駆け寄ってきて、俺の様子を伺いながらもものすごく心配してくれた。
大学には海堂さんが手回ししてくれていたようで、出席に関してはなんとかなっているようだ。
少し長めの休学だったからか、周りからの目は少し痛いが、他にさして支障はなかった。
その日から海堂さんの帰ってくる時間は日を跨ぐようになり、俺が眠れていない日はすぐに抜いて寝かしつけてくれるようになった。
つまりあの日からセックスはしていないのだ。
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