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《番外編》ハネムーン体験記⑱
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モルディブに来て5日目。
「今日はのんびりしよう」という誠さんのセリフにより、俺たちは2人で、コテージ近くの海岸に寝そべっている。
「誠さん、海入りましょうよ!」
パラソルの影に横になって本を読んでいる誠さんを誘う。
誠さんの半裸姿は情事を思い出してしまって、あまりしっかり見れないのだが、でもやっぱり一緒に何かをしたいと思って近づくと、グッと腕を引き寄せられた。
「今日はのんびりしようって言ったじゃないか。」
いつの間にか視界は反転し、サラサラの白い砂を背に、目の前には少しギラついた目をしている誠さん。
胸筋も綺麗で、腹筋は相変わらず素晴らしいシックスパックを維持している。
じーっと均整についている筋肉を見つめてると、誠さんがクスクス笑って俺に顔を近づけた。
「お前のこんな姿、他の奴には見せらんないな…」
耳元で囁きながら、何度か耳朶を食んだり耳の中に舌を入れたりと愛撫を続ける。
別に男の水着姿なんて誰が欲情するわけでもないのに、誠さんの独占欲はいつからこんなに酷かったかな…。
俺は苦笑しながらも嬉しくて誠さんの首に手を回すと、より一層愛撫が激しくなった。
クチュ……クチュ……
ザザーッと海岸一帯に広がる波の音よりも、耳を犯されている音が鮮明に聞こえて俺の思考をおかしくする。
「ふ……っ……、ふぁ………」
今日はエッチなことは控えようと思ってたのに。
俺の予定なんて簡単に崩してしまう誠さんには本当敵わない。
絶対俺が堕ちることをわかってやっているのは分かっているが、その作戦にまんまと堕ちていく自分にも笑いが漏れる。
「何笑ってるの」
「いや、ここに来てから毎日のようにエッチなことしてるなぁって」
「俺の性欲にお前が付き合ってくれるからね」
「誠さん、今少し勃ってるでしょ」
「よくわかるね、困ったな…」
誠さんのカタチを覚えている俺には、服越しでも少し大きくなっただけでなんとなく分かってしまう。
一度、俺と何してても直ぐに勃つから心配になって、佐倉に頼んで女の人との仕事を秘密で覗いたことがあるが、どれだけ美人でスタイルのいい人が近くにいても、ましてや迫られても誠さんのモノは一切勃つことがなくて安心した記憶がある。
「抜きましょうか?」
「フェラはやめてくれよ?また同じことが起こると思うと怖い」
「わかりました」
3日前のことが余程記憶に強く残ってしまったのか、あんな気持ち良さそうな顔をしていたのにフェラを拒まれた。
仕方ない、と思って持って来ていたオイルを体に塗りたくり、誠さんを押し倒して体をピタッとくっつけた。
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