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《番外編》禁欲!妊娠期間④
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次の日、
誠さんが仕事に行くのを玄関まで見送り、行ってらっしゃいのキスをしてからドアが閉まるまでジッと笑顔を貼り付けていた。
「よし!ピカピカにするぞ!」
ドアが閉まった瞬間、俺はリビングへ向かい、家事をすることに意気込んだ。
洗濯物や皿洗いの朝やってる家事は全て誠さんがやって出て行ってしまったため、今日はリビングを綺麗にしようと掃除機を手にとって部屋の隅から掃除機をかけた。
お腹が大きくてしゃがんだりするのは少し難しく、細かいところまでは掃除できなかったが、一通り掃除し終えてフゥッと息を吐き、一度休憩を入れようと椅子に腰掛けた。
麗音がお腹をポコンポコンと蹴る。
「麗音どうしたの?俺が動くから怒ってるの?」
そう聞くと、それに返事するかのようにポコン、ともう一度お腹の中を蹴った。
「ふは。可愛い〜!俺とお話したいの?」
俺がそう聞くと、また返事をするようにお腹を蹴った。
可愛くてなでなでとお腹を擦っていると、お腹の中の麗音は蹴るのをやめて大人しくなった。
ホットミルクを飲んで温まった後、帰ってきた誠さんがすぐ温まれるようにとお風呂を洗おうと思って風呂場に向かった。
「ふ……っ、ふぅ…。ちょっとキツイなぁ」
お風呂を磨くために中に入ってしゃがむと、予想以上に体に負荷がかかって少し息が乱れた。
キュッキュッと水垢が残らないように綺麗に洗い、お風呂から出ようと立ち上がった時、水に濡れたせいで足元が滑り、ガンッ…と音が鳴った後、俺は意識を失った。
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