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※肉便器
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ガイザックを置き去りにして、奥の幕をあげて寝台のあるテントへと移ると、不恰好に体を引きずるように這って来るガイザックを眺めて笑った。
「どんなに綺麗な顔をしていても、その格好は無様だな。ガイ」
漸く息を切らせて這って来た砂まみれの体を見下ろして、ハミルは寝台に腰を降ろした。
しっとりと汗に濡れた体に、砂がこびりつくのも構わない様子で指が熱を持つ胎内をまさぐり、ハミルの声も届いていないようであった。
「……もう…ァ…げんか…い……ァああ…どうか……」
指で拡げられた穴は開ききって、懇願し震える体をハミルは無感情に見下ろした。
「そうだね。でも、私はお前の無様に泣きじゃくって私を欲しがる姿が見てみたいんだ」
物足りなそうな表情で、ハミルはガイザックを眺めて差し出された尻をつま先で軽くつついた。
ガイザックは、ハミルの言葉にぞくりと身を強張らせた。
一ヶ月もの長い間の放置は、<砂漠渡り>の疲れのせいで余裕がないのだと思っていた。
ただ……嬲りたい……だけ……か…。
妖しくなってくる思考に、ガイザックは考えることを放棄して体に巣食う欲情に身を任せた。
確かに、ハミルにとってみれば、ガイザックは父親殺しの大悪人である。苦しませて死よりも酷な扱いをしようというのは至極当然な話であった。
「……ァ……ァア…、……ハミ…ル様…」
ガイザックは足元に向きなおり、ハミルのつま先に口付けして懇願し、体の暴走についていけないのか、舌で少しでもハミルの体液を舐めとろうと舌を蠢かせ始めた。
今までに無いガイザックの痴態を眺めて、満たされる感情にハミルは目を伏せた。
呪術にかかった者は、主人の体液ならば例え排泄物でも悦び口にするという話を過大な伝承だと思っていたが、きっとそれは真実なのだろう。
恍惚とし足のつま先をしゃぶるガイザックを見下ろして、ハミルは、約100年振りの大罪人として処刑された男を観察した。
「このまま狂わせるのは勿体無い。もっとオマエで愉しみたいからな」
ハミルはガイザックの腰を掴むと、尻の肉を掴んで開いたアナルにまだ萎えたままの肉塊を押し込んだ。
「……ァア…、……ハミル…さ…ま」
「欲情すれば、見境も無く体を差し出す肉便所のオマエにはこれで十分だろう」
ハミルは、暖かなガイザックの胎内に、催した熱い小水をじょろじょろと流し込んだ。
「……ン…ァア――…っ、、、」
泡立つ程内部へと勢いよく注ぎ込まれる液体に、ビクビクと体を震わせて、硬く憤った欲芯から粘液を飛ばし、砂の上へと吐き出す。
引き抜かれたアナルからは、とぷとぷと注がれた体液を零し、ガイザックはぐったりと目を見開き砂の上に投げ出された。
「……これからは、性処理道具じゃなくて、私の便器として毎日使ってあげるよ。飢える必要もないだろう」
残酷な言葉が吐き出され、興味を失くしたようにハミルは寝台の上に横になった。
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