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「こんにちは。」
扉を開いたのはいつもと違う男だった。
ブロンドの髪の毛に緑の瞳、王族ではない者となると従者なのだろうか。
「…誰」
「あれ、君見た目に似合わず声はちょっとハスキーっぽいんだね。俺的には小鳥の囀りみたいなのかと思ってたから意外~」
男は俺の質問に答えることなく部屋の中をキョロキョロ見回しては「ねえねえ」と話しかけてきた。
「何。」
「いやあ、ね?なんていうか、ホントに籠の鳥って感じだねって思ってさ。
アイツもそろそろ飽きてもいい頃だと思うんだけど、、ん~結婚して奥さん出来たらそっちに夢中になるかな~、、」
男は一人で自問自答を繰り返しては俺を見て溜息をつく。
…なんなわけ。俺になんか不満でもあるっていうの?
「いい加減にして。本当になんなわけ一体。俺に文句が、って、うわっなに…っ、」
「うっわぁ、近くで見るとすっごいね。肌白~、髪も目も宝石みたいに綺麗なんだね。これじゃあ代わりを探せっていうほうが難しいってもんか。腰も細いし…てか全体的にそこまで細くないのに男って感じの体付きじゃないよね。」
ベッドに俺を押し倒して馬乗りになった男は品定めするように(というか品定めなんだけど)服を捲り上げたり、触ったりと俺を分析しだした。
「ねえ、ほんと何なの…っ、くすぐったいから匂い嗅がないで」
「ほら手、邪魔だよ~」
「邪魔してんだよ」
「はい、バンザーイ!」
「ひっ、」
コイツ力強!
無理矢理頭上に縫い付けられた腕が痛い。服が捲れて露わになった上半身が寒い。
「やっぱり色素薄いとこんなところまで薄くなるんだね」
「…っんぅ、気持ち悪い、なめんなっ!」
俺の抗議の声など完全無視で好き勝手したら満足したのか男はあっさり俺の上から降りた。
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