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気づけば
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スーパーで材料を買い、家へ戻る。
早速作ろうと、エプロンをつける姿はちょっとかっこよかった。
綾の料理の手つきは慣れていて、俺が手伝うことなんてあまり無かった。
料理が出来上がっていく度、いい匂いがしていく。
お昼御飯は、豚肉の生姜焼きにほうれん草のお浸し、サラダ。
「「いただきます」」
二人向かい合って、箸を手に取る。見た目からして美味しそうな生姜焼きを、口に運んだ。
「どう?美味しい?」
「すっごく美味しい、お母さんが作ったのより美味しいかも」
「ははっ、それは褒めすぎでしょ」
でも、それ位美味しかった。多分、綾が作った御飯だからなのもあるかもしれないけど。
二人もくもくと食べ続け、完食する。
「あ〜美味しかった」
「口に合って良かったよ、また、食べたいのがあったら言ってね」
(これが毎日食えるならもう付き合っても………)
って。
俺何考えてんだ。御飯に釣られて了承しようとしてんだ。
落ち着け瑞貴、ほだされるな。
「瑞貴?どうした?」
「へっ?い、いや何でもない」
俺は絶対に綾と付き合わない。1ヶ月間、ただ過ごすだけだ。
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