アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
優しい感覚
-
「ん……………」
ふと眠りが浅くなり、擦りながら目を開ける。窓を見るともう外は夕焼けになっていた。
「あれ、俺何して……」
確か、ソファに座っていたら眠くなってベットまで歩いてきたんだっけ。
でもこのベットは綾のベットだった。
どうやら眠気に勝てず綾のベットで寝てしまったらしい。
いい匂いがする。匂いに釣られ、寝室を出るとキッチンには料理をしている綾がいた。
「あっおはよう〜、よく寝れた?」
「もう夜寝なくていいぐらい寝た気がする。ごめんね、ベット使っちゃって」
「いいよそれ位、ただ寝る時瑞貴の匂いがして興奮するかも」
「ばっ……何言ってんだよ」
恥ずかしげも無く言った台詞にこっちが恥ずかしくなる。
そう言えば、夢の中で誰かに撫でられている様な感覚があった。
大きく、温かい手だった。
小さい頃にお父さんに撫でられるような、安心する撫で方。
とても心地良かった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 227