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可愛い
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「ふふっ、可愛い寝顔」
「んん………」
ソファに寝っ転がる瑞貴の頬を少しつついてみる。もぞもぞと動くだけで起きる様子は無い。
お風呂でキスしてたら逆上せてしまったらしい。まだ顔が火照っていて赤く染まっている。
身体を拭き、服を着させ髪の毛を起こさないよう優しく拭いたがそれでも起きなかった。
(それにしてもびっくりした……)
まさか自分からキスを強請ってくるなんて。
口端からキスしたのは消毒という名目の焦らし。それに感じてる瑞貴はとても可愛かった。
キスして欲しくて文句言ってくるぐらいだと思っていたら、身を乗り出してキスを強請ってきた。
赤く染まった肩や頬、潤んだ綺麗な瞳。上目遣いで強請られ息を呑んだ。
本人は無自覚のようだが、瑞貴は可愛いところが沢山ある。
見上げるような仕草とか、怖いと服にしがみつくところ。
色っぽくて、可愛い。
そこが好きになった意味でもあるけど、少し心配でもある。
今回の件に関しては俺は関わらない。瑞貴が自分で解決するなら俺はそれでいい。
ただ、危なくなるような事があったら俺は止める。
「すぅー…………あや……」
「俺はここにいるよ。だから安心しておやすみ」
今日は色んなことがあって、泣いたり苦しかったりと大変だったと思う。
幾分か寝顔は穏やかになっているから大丈夫なはず。
瑞貴を自分のベットに運び、二人布団に潜り込む。
抱きしめるように引き寄せると、擦り寄ってきた。
「大好きだよ、瑞貴」
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