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俺達の両親も忙しい人達で、母は優のために今は家にいるが、もうすぐしたら福祉の事業に力に入れると言っていたので働きに出掛けるだろう。
母が働きに出掛けるとお手伝いさんのさえ子さんと、俺達専用の運転手で将来俺達の右腕になる予定の斉木さんが、俺達が学校に行っている間、優の面倒を見てくれることが決まっている。
さえ子さんも斉木さんも、俺達の両親も翼が来ることを歓迎してくれている。
それは翼が礼儀正しくていい奴だからだ。
「それよりも名前か…。名前は一生ものだからな…」
俺は考える。
「ポチとかハチとかタマとかしか思い付かない…」
いや、翼。犬猫の名前じゃねぇんだから。
しかもその名前も結構古い。
「ゆうがつかないといけない名前だからな…」
勇輝も悩み始める。
「勇輝、俺達の弟じゃねぇから。翼の弟だし。ゆうってつけない方がいいんじゃないか?もしかしたら生天目家からもらわれた子じゃないか、って真剣に悩むかもしれないだろう?」
「それもそうか」
俺達には10歳離れた兄がいるが、兄の名前は勇士。
兄弟全員ゆうが入っている。
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