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菊池の提案
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1話は設定説明多めです。エロだけお求めの方は2話以降からお楽しみください。
日本最高峰、小学校から中、高、大学まで附属する男子校、勇慶小学校の特待生である神崎優馬。
母子家庭である優馬は学費を無償化すべく、入学から5年間特待生の座を守っていた。
この小学校で6年間特待生の座を守り続ければ、最優秀生として今後の中、高、大学まで無償で最高峰の教育が約束される。
5年間特待生の座にいた優馬だったが、最後の1年、菊池が担任になった途端難解なテストに四苦八苦していた。
勇慶小学校 5時間目
黒板には難解な数式と図が並び、教室内は鉛筆の走る音と担任の菊池の解説の声だけが響いていた。
「……っ…」
優馬はその静閑な教室内で珍しく授業に集中できないでいた。
いつもであれば、菊池の授業に食らいつくようにページをめくり鉛筆を走らせ脳をフル回転させている優馬だが、今日ばかりはノートも満足に取れず息を整えるので精一杯であった。
この静かな教室で、声を漏らしてしまったら?
それこそ菊池の思う壺だろう。
声の主はすぐに特定され、クラスメイトに訝られるだろう。
優馬は45分の授業に耐えながら、昼休みの自分の行動を悔いていた-----
その日の昼休み、給食を片付けている優馬を菊池が呼び止めた。
「神崎、昼休みは特別自習室に来なさい。補習だ」
「!…はい」
優馬は6年生の菊池のクラスになってから、毎週末のテストの点数を落としていた。
それでも学年1位に変わりはないが、優馬は自分の実力に納得がいっていなかった。
鬼畜の菊池、と生徒に揶揄される通り、菊池の授業と試験問題は明らかに小学生に解かせるレベルではなく、ついていけない者は振るい落とすようなやり方であった。
しかし、向上心旺盛な優馬にとってそのやり方はありがたく、菊池を唯一学校で尊敬する教師であると認めていた。
その菊池からのご指名で補習を受けられる。願ってもいない機会だと期待し、優馬は特別自習室に向かった。
特別自習室とは、特待生に与えられている個人用の自習室である。
本棚、ロッカー、勉強机が並び、自分の部屋のように使用が許可されている。
机と椅子は教室の椅子とは違い、塾の自習室のような白い机とキャスター付きの回転椅子だ。
優馬は毎日、平日も休日もここに通っては自習に励んでいた。
特別自習室につくと、菊池が先に部屋で待っていた。
「来たか、まぁ座りなさい」
「はい」
優馬は自らの勉強机についた。
部屋の扉から背を向ける形になる。
菊池は扉に向かい、静かに内鍵をかけた。
「君にはもう少し期待していたが…このところ成績が奮わないな?」
「…はい」
「前回のテスト結果、七海美鶴と同点だった」
「!……」
七海美鶴。入学してからというもの優馬の座を常に狙っているライバルだ。
あと1年、この座を受け渡すわけにはいかない。あと1年間この座を死守すれば自分の将来は約束される。
しかし逆に…特待生の座から落ちれば、過去5年間の授業料の返還が要求される。
母子家庭のうちにそんな金がないことを優馬は知っている。つまり…退学だ。
そんなギリギリの綱渡りの学校生活に、優馬は5年間食らいついていた。母子家庭の自分に与えられている唯一の下剋上の道…篤実な優馬はこの道に食らいつくのが賢い選択であると分かっていた。
「君の焦りはよくわかる。実力で今の座を守りたいだろう?」
「…はい。もちろんです」
「そのための補習だ。私の補習では…試験問題の対策を行う」
「!…はい、お願いします!」
焦りのあまり優馬は懇願するように二つ返事で承諾してしまった。
試験問題を作成する菊池自らがその対策授業を行う。対策に試行錯誤していた優馬には願ってもいないチャンスだった。
「しかし、私の補習には代償をいただく」
「うちにお金は…」
「金はいらない」
菊池は背後から、席に着く優馬に覆い被さるように机に手を置いた。
「君の身体を弄ぶ権利」
菊池は優馬の耳元で囁く。
「それが代償だ」
優馬は自分の状況を理解し、背筋に悪寒が走った。
「…訴えますよ」
「できるものなら?」
できないことを知っている。嘲笑を含んだ答えだった。
この学校は完璧すぎる。なんの不祥事もない。不祥事の種は根こそぎ刈り取られるからだ。
ここで俺が騒いだところで、校長に直訴したところで、刈り取られるのは一銭の授業料も払わない不祥事の種の自分。優秀な生徒を育てる実績のある菊池はこの学校の看板としても必要な人材だ。
「騒いで退学になるか…特待生の座から落ちて退学になるか…」
優馬は呟いた。どちらに転んでも分が悪い。
しばらく考えた。時々目にする[教師が生徒に猥褻行為]のニュースが浮かんだ。いままさにそれに巻き込まれているこの状況。
優馬は自分にとっての利益、不利益を洗い出し天秤にかけた。
「…なにをすれば?」
「ほう、代償を払って補習を受けると?」
「…はい」
くっ、と菊池の口元が歪んだ。
菊池は優馬の両肩に手を置いた。どちらが支配者であるか強調するように。
「賢い子だ。…まぁ口ではなんとでも言える。まずは証明してもらおう」
「…証明…?」
「自慰をしてみせなさい」
「…じ、い…?」
聞きなれない単語だった。
放課後も休日も自習室に篭っていた優馬には無縁の言葉だ。
小学生の優馬には、ニュースで[猥褻行為]という単語を見ても、具体的な行為の内容まで想像はできていなかった。
「オナニー、といえばまだわかるかな?」
「!」
優馬は理解し、赤面した。
小学6年生ともなれば、男子校がゆえ、いやでもそんな話題はでてくる。
それがどのような行為なのかも、知らず耳には入ってくる。
「で、でもやり方が…」
「教えてやろう」
菊池は優馬の右手を取り、優馬自身を触らせた。
制服のベルトを緩め、優馬の手で、自身を露わにさせた。
「ふっ…従順だな」
優馬は菊池に手を委ね、行為に耐えていた。
菊池の手は優馬の上から優馬自身を握り、ゆっくりと上下に扱いていった。
「…っ…う…」
優馬は行為の羞恥心から机に顔を伏せ、声を殺した。
優馬自身は徐々に熱を帯び、手の動きは少しずつ早くなり優馬を追い込んでいった。
「初めてとは思えないな…?」
菊池は伏せている優馬の耳元に囁いた。
「んっ…くぅ…っ」
このままイかされる。そう思った瞬間、菊池の手が止まった。
伏せていた身体を起こされ、回転式の椅子を向き直し菊池と正面に向き合う形になった。
「私は自慰を見せろといったはずだ。続きは自分でしなさい」
「…っ…はい…」
戸惑ったが、優馬自身を握らされていた手は欲に正直に動いた。
目を瞑り、菊池の存在を意識しないようにしたが、やはり気が散ってしまい行為に集中できなかった。
初めての自慰で人に見られながら射精まで達するのは難しかった。
優馬は行為を続けるが時間は刻々と過ぎていった。
キーンコーンカーンコーン
昼休み終了5分前の予鈴が鳴った。
優馬は汗が滲み意識がボーッとしている中、鐘の音で現実に引き戻された。
「時間切れだ。罰を与える」
菊池は小型のローターを取り出し、勃起したままの優馬自身に固定した。
「なっ…!?」
ローターは小刻みに震え、熱を帯びた優馬に刺激を与え続ける。
「その状態のまま、放課後もう一度ここに来なさい」
菊池は部屋の内鍵を開けた。
「授業に遅れるぞ?」
それだけ言い残して部屋から去っていった。
優馬は呆ける間もなく、ローターの固定されたままの自身をしまい、目立たないようブレザーの前を閉じた。
そして、状況は冒頭に戻る。
ローターのリモコンは菊池が管理しているのだろう、その動きは菊池がポケットに手を入れると変化した。
「…っ…!」
45分という長い授業時間の中で、菊池は優馬を陵辱し続ける。
こんな静かな教室で、ローターの音に気づかれないか?自分はどんな顔をしているのか?声は漏れていないだろうか?
そんなことがずっと脳裏に浮かび、授業内容は全く耳に入ってこなかった。
優馬は昼休みの自分の言動を後悔しつつあった。
菊池が担任じゃなければ?自習室に行かなければ?補習を受けるなんて言わなければ!
こんな状況にはならなかったろうに。
大体、これでは話が違う。俺は勉強の足しにするために代償を受けて立ったが、これでは勉強に集中できない!
放課後に特別自習室に行って文句を言ってやる。
優馬は授業を聞くことなどとうに諦め、放課後までの時間をただただ耐えた。
放課後、優馬が特別自習室に着くとまだ菊池はそこにはいなかった。
優馬は扉を締め、内鍵を閉めようとして躊躇した。
鍵を閉めていたら菊池に怒られるだろうか?
しかし、こんな姿をもう誰かに見られたくはない。
ノックがあれば鍵を開ければいいか、と思い直して優馬は内鍵を閉めた。
「ふぅ…」
椅子に座り、息をつく。
その息は熱く、昼間の行為の熱がまだ残っている。
この玩具さえ取ってしまえば---
優馬は部屋の鍵がかかっているのを確認し、 ベルトを緩めた。
露わになった自身は昼間のそれよりも質量を増していて先走りの蜜で濡れていた。
ローターを取ろうとしていたはずなのに、手は欲に伸び自慰行為を始めていた。
昼間の菊池の手つきを真似ながら自身を追い込んでいく。
長時間我慢を強いられていた自身はすぐに限界に達し、華液を放った。
ガチャン-----
部屋の扉が開かれ、菊池がスマートフォンをこちらに向けていた。
カシャ、と小気味良い音が鳴った。
撮られた-------!
「特待生、自身の特別自習室で自慰に耽る…か」
優馬は動揺し、動くことができなかった。
「担任は特別自習室の鍵を持っている。当然だろう?」
優馬は奥歯を噛み締めた。自分が菊池の掌の上で転がされていたことに気づいた。
もう補習を受ける受けないではない。その写真を証拠に優馬が特待生に相応しくないと菊池が進言すればそれで最後。特待生から降ろされ、学費は払えず、退学だ。
「まぁ、これは保険としてとっておくだけだ。安心しなさい」
菊池はスマホの画面を見せつけた。
そこには菊池の言う通り、玩具を使って自慰に耽り華液を放つ憐れな自分の姿があった。
優馬は絶望した。誰が見てもそれは決定的な証拠だった。
この補習と代償の関係を断る術はなくなった。
「さて…自慰は見せてもらった。約束どおり補習を始めようか」
その日から、菊池と優馬の補習と代償の日々は始まった-------
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