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優しい時間③
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「…っ…は、ぁ…っ」
恋人のような甘い愛撫に、優馬は警戒心をとき身体を菊池に預けていた。
優馬の欲は先走りの蜜が滲んでいたが、菊池がそれに触れることはなく優馬はもどかしく感じていた。
「…せんせ…ぇ…っ」
「ん?なんだ優馬」
つい、甘い声で呼んでしまった。
菊池は優しい声で問い返し、下の名前で俺を呼んだ。
これじゃあ本当に恋人同士みたいだ。
呼びかけて、俺はなんて言うつもりだった?
触ってほしい、って?…危うく言ってしまいそうになっていた。
「優馬、机に座ってごらん。こちらを向いて」
命令口調じゃない菊池の言葉。
菊池は優馬の脇を支えて机に腰を降ろさせた。
机に座ると、椅子に座っている菊池の目前に自分の欲の部分が見えてしまうため、優馬は脚を閉じて手でそそり立つ欲を隠した。
「足を開いて…手はここ」
菊池は優馬の手を自分の両肩に置くよう促した。
優馬は恥ずかしがりながらも、脚を少し開いた。
「そう、いい子だ」
菊池は優馬の欲にキスをした。
「ひっ、あ…っ」
そのまま欲の先端の蜜を舐め、唇で包み込んだ。
焦らされた欲に甘い快感が走る。
「ひゃああっ、あぁっ」
甘美な声が漏れる。
こんな甘えた声を出す自分が恥ずかしくて優馬は片手で自分の口を抑えた。
菊池は優馬の欲を全て咥えこんで吸いあげながら舌で裏筋を舐め上げた。
「んんん〜っ、ふぁ、んっ」
気持ちイイ。もっと。もっと。
菊池の肩に置いた手をぎゅっと握りしめた。
濡れた舌先で愛撫され、暖かい口内で包み込まれ、こんなに優しい快楽を優馬は初めて感じていた。
なんでこんなに優しくする?いままであんなに酷い扱いをしてきたのに。
勘違いしてしまう。堕ちてしまう。
「〜〜っ!だめっ、はなして…っ…あ、ぁあ…っ!」
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