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菊池の家へ②
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菊池の家に荷物をすべて詰め込み終わると、二人とも汗だくになっていた。
「風呂にしよう。沸かしてくるから荷物を整理しておきなさい」
優馬は菊池の部屋に入った。
パソコンデスク、整えられたベッド、広い作業机…
広い部屋に物は少なく、しかし必要な物はすべて整然と揃えられていた。
あのパソコンに例の動画が入っているんだな…
優馬は消す手段がないか一考したが、パスワードを破る技術もPCを物理的に壊す勇気もなく、結局は菊池に頼るしかないと諦めた。
ノックの音が聞こえ、菊池が部屋に入ってきた。
手にはペットボトルのお茶が握られており、それを優馬に差し出した。
「差し入れだ。飲んだら先に風呂に入っていなさい」
「…ありがとうございます」
優馬は乾いた喉に冷たいお茶を一気に流し込んで飲むと、着替えを持って風呂場に向かった。
…先に、って…あとから入ってくるのか…?
気になったが、とりあえず汗だくの体をどうにかしたかったので素直にシャワーを浴びた。
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