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お休み1
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次の日、優馬は早朝から教室で勉強をして、8時を過ぎるとポツポツとクラスメイトが登校してきた。
8時半、いつもなら担任の菊池が姿を表す頃だが、今日はまだ来ない。
教室がざわざわと落ち着かない中、ガラリとドアが開いて顔を出したのは副担任の観月先生だった。
あれ…?
生徒たちがざわついて、観月先生に質問した。
「せんせー、菊池先生は?」
「菊池先生は風邪のためお休みです。今日は僕が受け持ちますね」
観月先生は淡々と答えた。
先生は菊池と正反対で穏やか優しい雰囲気を纏わせて、生徒の人気がある。
菊池先生が風邪…?
今日、特別自習室で待つって約束したのに?
なんだよ、先生のバカ…
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