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本気の生徒会長
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柾木の部屋はとても清楚な感じで、難しそうな本やら、参考書やらたくさんある。
でも、ちゃんと学生らしく漫画とか雑誌もあるし音楽プレーヤーもある。
何だか落ち着く。
「……そんなに部屋の中見られてたら恥ずかしいよ、ゆきちゃん」
いつの間にか柾木がドアの所でおぼんを持って立っていた。
「あ、わりっ。ちょっと俺の部屋と雰囲気似てたから、気になってさ」
「へー、ゆきちゃんの部屋もこんな感じなの?」
「まぁな。ここと違うって言えば、俺の部屋は和室なんだよ」
「和室?」
「そ。俺の家さ茶道の家元なんだよ」
「ほんとに!?かっこいいねゆきちゃんの家!」
俺たちはそんな他愛もない話をしながら何時間も一緒にいた。
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