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ep5
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学校を早退した帰り道。
藤吉君が俺の家に行きたいって駄々をこねたので家に呼ぶ事になった。
親は共働きで夜まで帰ってこないからもし...ナニかあっても大丈夫だと思う。
ちょっと期待しながら隣を歩く藤吉君をチラッと見る。
「なに?」
「いえ...」
...あ、背丈そんなに変わらない。
藤吉君の方が少し高いのに変わりはないけどもっと身長差があるんだと思ってた。
なんかちょっと嬉しい。
「お邪魔しまーす」
「ど、どうぞ...」
家に着いて玄関に入ると藤吉君は挨拶をして靴を綺麗に揃えた。
意外と礼儀正しい。
俺も靴を揃えてからリビングに藤吉君を案内してお茶を取りに行ってから俺もリビングに戻った。
「お茶どうぞ...」
「ありがと」
ソファーに座って待っていた藤吉君の前にお茶を出して俺も座る。
「.....................」
「.....................」
特に喋る話題もなくてリビングの中に沈黙が流れる。
何か話さないと藤吉君も退屈のはずだ。
...でも藤吉君の事を俺は何も知らない。
頭をフル回転させて話題を探す。
「.....................」
学校の話とかしてもつまらないだろうし...後は恋バナ?...いや、一応俺が恋人だからそれはどうなんだ。
「.........あのさ」
藤吉君の声に顔を上げる。
ふわっとした甘い苺の香りがふいに近付いてきたと思ったら唇に柔らかいものが触れた。
「...あんまり緊張しなくていいよ」
「......あ...その...す、すみませ...」
「うん、あとその喋り方。同い年なんだからタメ口でいいよ」
確かにクラスは違うけど同学年だ。
いつも年上じみて飄々とした態度だったからつい敬語を使ってた。
結構有名な不良生徒だし...。
「わかった?」
藤吉君の言葉に真っ赤になりながら何回も頷くと藤吉君は満足気に微笑んだ。
「..................あ」
藤吉君はいい香りがするし...まだちゃんと見た事ないけどすごく美人だ...。
だから。
だから下半身が反応してしまうのも仕方ない事で...。
「...ちょっと...なんで勃ってんの?」
「ご、ごめんなさ......いや...ごめん...」
「い、や...別にいいんだけどさ...どこに勃起する要素が...」
「...い、いい香りがして、つい...」
「..................」
正直に話した俺の顔をぽかんと見つめた後一瞬で藤吉君の顔が真っ赤に染まった。
俺はズボンを押し上げるソレを隠す様に手を太股に挟んで赤い顔で俯く。
「...あのさ...」
「...う、うん...」
「続きするって言ったよね...」
「......!」
「親がいないなら...」
「...い、いない...」
また、あの苺の甘い香りが近付く。
両頬を白い手で包まれ顔を上げた。
「...セックスの続き...したい?」
そう訊いた藤吉君の綺麗な顔に釘付けになりながら俺は頷いた。
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