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「あれ?翔じゃん。今日来ないんじゃなかった?」
「若に呼ばれてんすよ。……何すか。」
「いやー、私服珍しいなーと思って。今日は飲み?」
「飲みっすね、多分。時間まで余裕あるんで手伝いますよ。」
「まじ?今月の処理、終わる見通しつかねぇから助かるわ。S市の処理頼んでいいか?あとふた息なんだよ。」
「ひと息じゃなくて、ふた息なんすね。わかりました。」
「おー、頼むわ。」
雅と別れてから、着替えるのが面倒でそのまま事務所に行くとファイルを山積みにした占部さんが、凄い勢いでPCにデータを打ち込んでいた。仕事の速い占部さんがこんなに追い込まれるなんて珍しい。恐らく、今回の抗争の処理に時間がかかっているのだろう。
コーヒーを2人分注いで1つは占部さんに。
自分のPCの電源を入れて、占部さんのファイルの山からS市の資料を引っ張りだす。
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