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関係1
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あれから1週間ほどたったある水曜日。
引っ越すと言っていた雅にいい物件を数件見つけたことを報告すると、考査が終わって暇らしく、学校が終わってから見に行くという。
日当たりがよく、新しめで、スーパーやコンビニも徒歩で行けて、学校までの距離が前ほど変わらないところ、尚且つ教師が払えるであろう家賃。
現在の自宅が2LDKだからその前後の部屋数。
夏休み中に引っ越したいとの事なので、そこら辺も考慮した。
これだけの条件を揃えたから、恐らく、1件くらい気に入る物件があるだろう。
(15:00 迎えに行く)
(ありがとうございます。待ってます。)
互いにメールだと素っ気なく見える。でも何故か、間延びした話し方をしている雅が浮かんで苦笑いする。
「翔、何笑ってんだよ。女か?お前もそろそろ落ち着けよー。」
女じゃねぇし、占部さんこそ、そろそろ足洗えばいいのに。金あるし、家族いるし、そんな簡単な事じゃねぇだろうけど、組長ならわかってくれるだろうに。
占部さんがそうしないのには理由があるから、何も言わねぇけど。
「俺、多分もう女抱かねぇっすよ。…1回出ます。なんかあったら連絡ください。」
一旦仕事を切り上げて、雅の働いている学校へ向かう。
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