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関係2
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学校に着いたことを連絡するまでもなく、雅を発見。
制服を着崩した生徒に混じって、スーツを着崩して校門で駄弁っている。 生徒の中には何時ぞやの金髪の男子生徒もいた。
格好はチャラいし楽しそうなのに儚げな雰囲気。単純そうなのに読めない言動や過去。人を魅入らせるオーラを纏いつつ自分は人を見ていなさそう。
何があった訳でもないのに放っておけないと思うのは俺だけなのだろうか。
幸せそうに微笑んでいる雅に見入ってしまっていると向こうが俺に気づいて寄ってくる。
「あ、翔さぁん。…んじゃぁなぁ。また明日ぁ。……迎え、ありがとうございます。」
「アイツらいいのか。…メット被って。インカム付いてるから、遠くないけど、なんかあったら言え。」
「インカムー?すごぉ。…しょおさぁん、聞こえますかー?」
インカム付きが珍しいのか遊んでる。電源ついてんだから聞こえるわ。ガキか。
バイクを走らせてしばらくすると、マイクから鼻歌が聴こえてきた。絶対マイク付いてる事忘れてるだろ。聞いたことのない曲だが、不快でもないので放っておく。
一通り見終わって今度は雅を家に送る。
部屋を見ている最中も移動中もずっと鼻歌を歌っていたのは無意識らしい。なんだよそれ。
別れ際に、何となく雅の髪の毛を乱暴に撫でる。
今度、連絡をくれるように行ってから別れる。
「…はい、翔です。姐さん、どうされましたか。…はい。…わかりました、これから向かいます。」
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