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関係11(雅side)
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「お前さ、俺のどこが良い訳?今まで犯罪紛いの事ばかりしてきたし、世間的に肩身狭いし、収入だっていつなくなるか分からねぇのに。」
オセロも半分くらい進んだ頃、翔さんが声を発する。
翔さんのいい所?俺は、別に翔さんの仕事とか世間的な立場とかどうでもいいと思ってるんだけどなぁ。
「そうですねぇ。俺が、今こうやってのんびり出来てるのは翔さんのお陰だし、翔さんは他の奴らとは違うかなぁって。それに、多分俺と翔さんの立場が逆でも、俺は翔さんの事好きになってたと思うんですよぉ。」
「性別はこの際いいとして、俺がお前を、嫌な生活から抜け出させたから勘違いしてるってことはねぇの?」
何が言いたいの?俺が嫌なら捨てていいんですよ?
そう言いたいけど、言いたくない。本当に捨てられたら嫌だから。
「その事はほんっとぉに感謝してますよ。でも、怖くて嫌いだったセックスを翔さんとはしたいと思うし、近づかれるのは怖いはずなのに翔さんにはもっと近くに居てほしいって思うんですよ。」
「……そういうもんなのか。」
1人で考え込む翔さん。俺が翔さんに対しての気持ちを言うのはいいんだけど、返事がないのはちょっと嫌だなぁ。
「ねぇ、翔さんは俺のこと。どう思ってるんですかぁ?」
「……俺も、雅に近くにいて欲しいと思うよ。…はい、俺の勝ち。」
「へ?…嘘ぉ。ふふ、負けたぁ。」
翔さんとの話に気がいっててオセロあんまり考えてなかったら負けちゃった。
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