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面倒なことになることはわかってるから、言わないがな。
「はぁ…バカらしい。 さっさと仕事しろ」
俺に嫌味を言ってる暇があるなら、さっさと仕事してとっとと寮に戻らせてくれ。
「ふんっ! そんなこと言われなくてもわかってるよっ!」
…だったら早く仕事しろよ。
生徒会室のロックキーは、生徒会長だけに渡されているため、俺が戸締りをしなければならない。
ということは、俺が早く仕事を終わらせても無駄ってことだ。
と、思ってるうちに俺は仕事を終わらせる。
「フー、」
…紅茶でも入れるか。
…コト、
「…どうぞ。」
目の前に、ゆらゆらと湯気が上がる紅茶が置かれる。
取り敢えず、礼を言わなければ。
「ありがとう。」
こいつは気がきくし、仕事も早い。
なかなか、出来る奴だ。
面倒なところもあるがな。
「いいえ。 いつも、私たちより仕事を多くしてるし、疲れてるでしょう? いつでも、頼ってください。」
「…あぁ。」
他の連中より仕事が多いのは当たり前だろう。
生徒会長が他より仕事量が少ないってもおかしな話だからな。
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