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「はぁ、それで俺たちにどうしろと?」
俺は、理事長に率直に質問する。
早く帰りたいしな。
「ああ、そこで君たちには甥っ子の迎え等を頼みたいんだが。」
ッチ…面倒クセェな。
あんたの甥っ子なら、自分でいけよなんて、心の中で悪態をつく。
「はい、別に僕は構いませんよ。」
俺の代わりに、鷺坂が答える。
というか、僕って…、さすが猫被りだな…。
「いや、甥っ子の迎えは冬城くんに頼みたいんだ。」
…、お断りだ。
なんて、一言言えりゃ楽なんだがな…。
「はい、わかりました。」
断ると後が面倒だ。
迎えくらい別にいいだろう。
こんな風に軽く了承しなければよかった。
そうすれば、あんなことにはならなかったのかもな。
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