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選択と俺。
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「今日、俺んち来れば。」
さっき晴太に遮られて言えなかったことを、裕はさらりと言ってくれる。
裕以外には見えないように小さく笑みを溢し、心の中でさんきゅ、と呟いた。
「何朝から二人でラブラブしてんだよー」
はっ、朝から冗談キツすぎ。
思わず俺らは顔を合わせてくすくすと笑みを浮かべた。
「え、何。お前ら本当にデキてんの!?まじか!おめでとう!」
どうやら俺達のやり取りを勘違いしたのか晴太は祝いの言葉をくれる。
なんつーか、バカだよな。晴太。
いや、天然なのか?
俺の通ってる男子校は寮があり、遠くから来て通うのに大変なやつが利用している。
俺も裕も近いから寮には入っていない。
晴太もそこまで遠くはないが本人の希望により寮生活をしている。
レベルが高い高校なのでそれなりに倍率は高く、いろんなところから試験を受けに来るやつがいる。
だからか、この高校の殆どは寮生活の奴等が多くて、思春期真っ只中に周りが男子ばかりだと自然とそっちに行ってしまうらしい。
だからこの高校でもカップルらしき人は結構目見掛ける。
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