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お前と俺。
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教室に着いて扉を開ける。
するといきなり身体に衝撃を感じた。
「利人っ!この2日間利人に会えなくて寂しかったぞー!」
「っ…」
耳元でうるせぇ。
何で朝っぱらからコイツに抱き締められてんだ。
たかが土日挟んだだけで大袈裟すぎる。
俺は思わず真琴に目線を向け助け船をだす。
「宗弥、利人が困ってんから離れろ」
そう言って俺とコイツを引き剥がしてくれた真琴は今天使に見える。
教室のドアを開けるなりいきなり抱きついてきたコイツは鈴原 宗弥(スズハラ ソウヤ)。
とにかく明るくて煩い。身長は俺よりも少しデカいだろうか。こんな奴でも一応クラスのムードメーカだったりする。
俺たちは一旦席に着いた。
席は窓際の一番後ろが俺、その前が真琴で俺の隣が宗弥。偶然決まった席だったが、そのせいもあり今ではスゴく仲がいい。
でも何故か隣に席があるにも関わらず俺の首に腕を回してやたらくっついてくる宗弥。
意味がわからねー。
俺が離れろって言ってもなかなか離れないコイツに半ば諦め気味の俺。真琴に視線を向けると、真琴もお手上げみたいで眉を垂らしてる。
それに深くため息を付き、早くHRが始まらないかと時計とにらめっこをしていた。
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