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しばらく結人はソファに寝っころがり天井を見ていた。何も考えずぼーっと天井を見ていた。ふと天井から目を外し戸棚を見た。戸棚には、ペンいれ、小物いれ、薬いれ、体温計などの物が乗っているが、ひとつだけ白い布をかぶっているものが目立たない場所に置いてあるのがわかった。結人は気になって、白い布をめくってみた。すると、そこには雪也さんともう1人綺麗な女性が写っている写真があった。2人とも笑顔でピースをしている。
「(この人誰だろ?彼女?)」
その女性は髪が長く、色白で顔も整っている綺麗な女性だった。
「何見てんの?」
すると、雪也さんが帰って来ていた。
「あっ、雪也さん」
すると、雪也さんがこっちにきて、
「その写真」
「ご、ごめんなさい、なんなのか気になって…つい…」
「いいよ、別に。その写真懐かしいな」
「隣の女性は…」
「僕の婚約者だった人だよ」
雪也さんは、悲しい表情で言った。
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