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いつからだろう…こんな不幸になったのは
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親子が子供の誕生日を祝っているのが見える
「私の大好きな大好きな駿誕生日おめでとう!今日で何歳かしら?」
「えーっとね!5さいだよ!」
嬉しそうにお母さんの問いかけに答えてる
「そう!もう小学生になれちゃう歳よっ!」
「大きくなったなぁ身長も結構伸びたんじゃないか?」
「うん!ぼくきょじんになっちゃうかもっ!」
「巨人になっちゃったら困るなぁ」
「うふふっほらケーキ食べましょう!ハッピーバースデートゥーユー!おめでとー!」
「えへへぇありがとぉ」
無垢で純粋だ……幸せそうに…笑ってる…
「駿の好きなお砂糖のお人形さんもいっぱいついてるぞー」
「わーほんとだー」
「食べていいわよ!ほらこれ駿の分!」
「うん!いただきまーす!」
「あらあら駿ったらお鼻はケーキ食べれないわよー?」
「アハハッついちゃった ペロッおいしー!」
いつの間にかぼーっとしていた
暗闇の中になにか見える…?
「もうあなたにはうんざりなのよ!ギャンブルばっかしちゃって!この生活がどれだけ苦しいのか理解出来てるの!」
「うるせぇな!俺が何しようと勝手なんだよ!」
「ろくに仕事もしてないくせに偉い口叩かないでよ!もういいわ今すぐ離婚よこんなとこ早く出て行きたいわ!」
「は?ま、まて息子がいるんだぞ?まだ7歳の子を見捨てるのかよ!」
「えぇ!もう無理よ!いくら愛する息子のために散々我慢してきたけれど!もう無理!あなたが保護者!ときどき駿に会いに行くけどあなたの為じゃないから駿のために働いていい父親になりなさい?無理だろうけどっ!さよなら!」
夜リビングの方をふとみていた時の光景お母さんはなにも持たずに僕を悲しそうに一瞬みて勢いよく出ていった
お母さん…?そうだ、これは俺の記憶…これは…… これは夢?
「っ!」
今度は暗闇の中で意識だけがハッキリしてる空間になった
「……」
お母さんが出てった時からお父さんはおかしくなった職につかずに普段は大体家かギャンブルキャバクラ
酔って帰ってきた日には殴られたりタバコを押し付けられたりする1年くらいしたら酔ってなくても暴力を振るってくるようになった
僕の毎日のご飯はカップラーメン料理なんて作り方もわからないし教えてくれる人もいない
勉強ができるとか、優しいとか、なにか''取り柄''を造らないと…
せめて外では一人にならないように
皆とおなじように皆から好かれるために
たとえそれが偽りの自分だとしても
1人は……もう1人は嫌だから
「ふっ…うっ………」
涙が止まらない僕は…
僕は愛されたい
愛されたいだけだから…
僕を必要としてくれる人がほしいだけだから…
誰か…
誰か助けて……
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