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お仕置き
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木崎 尋斗(きさき ひろと)Dom
城神 蒼麻(しろかみ そうま)sub
「おかえり、今何時だと思ってるの?」
後ろめたい気持ちはあった。
元々決められてた門限は9時で僕はまだそれを破った事がなかった。
尋斗は凄い怒っていた。
僕だって門限を破りたくて破った訳ではないのに。
「あの、」
「shush。俺の言った事聞こえなかったの?今何時か聞いてんの」
尋斗は言い訳もさせてくれないらしい。
強烈なglareを感じる。今にもkneelしたくなるのをぐっと堪えて僕は尋斗を見る。
「今、10時15分です」
そう言うのがやっとだった。
「そうだね。じゃあ門限は何時かな?」
尋斗はちっともglareを緩めてはくれない。
怖い、怖い、怖い。
いつもは凄く優しいのに。
「9時、です」
「わかってるんなら何で9時に帰って来ない?」
はぁと大きな溜息をつく。
「come。お仕置きだよ」
いつも命令は躾の時しか使わないのに。
寝室に着いた尋斗は何も言わずにベッドに腰掛けると僕が入って来るのを待っている。
「look」
俯いていた僕は尋斗の命令で顔をあげた。
尋斗と目が合う。
無表情の尋斗がとても怖かった。
「strip。今日はkneelはなしだよ」
kneelは僕の1番好きな命令だ。
調子の良い時は尋斗に見られながらkneelするだけでspaseに入ってしまう事だってあるぐらいだ。
「蒼麻。早く、strip」
なかなか脱ごうとしない僕に痺れを切らしたように尋斗がもう一度命令する。
普段stripなんてさせないのに、全部尋斗が脱がしてくれるのに、なんて考えながら服に手を伸ばすと尋斗からストップがかかった。
「上は脱がなくて良いよ、下だけ脱いで」
尋斗のglareがどんどん強くなる。
僕が早く脱がないからだ。
早く尋斗の命令に従わないと。
そう思えば思うほど体が言う事を聞いてくれなくなる。
早く、早く。
これ以上尋斗を怒らせないようにしなくちゃ。
捨てられちゃうかもしれない。
尋斗に見合う様に良いsubにならなくちゃ。
もう、何がなんだか分からなくなって来た。
「ひ、ろと。...ごめ」
「俺が今聞きたいのは謝罪じゃない。脱げないの?」
「ぬぐ、から」
僕はゆっくりズボンのファスナーをおろすとパンツごとズボンを下げた。
とほぼ同時に服の裾を掴んで前を隠すように強く引っ張る。
でも、僕にはこれがやっとだった。
いつもは尋斗が脱がせてくれるし、あんな怖い顔だってしない。
いつもの優しい尋斗が居ないだけで凄く不安になる。
「present」
僕が脱いだのを確認すると尋斗は更に命令してきた。
自分で自分の顔が強ばったのがわかった。
自分から見せるなんて無理だよ。
今までpresentなんてspaseに入った状態でも出来るか出来ないかぎりぎりだったのに。
今この状況でpresentなんて無理だよ。
「蒼麻、聞こえなかったの?present」
再度尋斗から命令される。
「む、り」
僕はそう言うのがやっとだった。
「look」
溜息を吐きながら見ろの命令が出される。
僕はいつの間にか尋斗から目を離していたんだ。
「蒼麻、悪いのは誰?今、蒼麻に命令している俺?それとも門限を破った蒼麻?」
「もんげんを、まもれなかったぼ、く」
ぎゅっと服の裾を握る手に力をこめながら尋斗の問に答える。
「そうだね。蒼麻これはお仕置きだよ、present。無理ならセーフワード使って」
そうだ、これは門限を守れなかった僕へのお仕置きだ。
だからセーフワードは使いたくなかった。
僕が悪いのに、セーフワード使ったら尋斗なんて思うだろう?
僕が尋斗との約束を破ったんだから僕が頑張らないと。
僕の事嫌いになるかもしれない。
そう思ったから。
前を隠すように服の裾を握っていた手をゆっくりお腹の半分ぐらいまであげる。
尋斗に僕のモノが見える様に。
凄く恥ずかしくて尋斗の顔は見れなかったから尋斗がどんな顔をしてるかはわからなかった。
「...come」
尋斗からそんな突拍子もない命令が出される。
恐る恐る顔をあげて尋斗を見ると尋斗は手を広げて笑っていた。
あんなに強かったglareもいつの間にかなくなっていた。
いって、いいの?
「蒼麻、come。おいで」
笑顔でもう一度尋斗が言う。
僕はその言葉に吸い寄せられる様に尋斗の腕に飛び込んだ。
「goodboy、蒼麻。セーフワード使わずに良く頑張ったね」
そう言って尋斗は僕のあたまを撫でてくれた。
「僕が、わるいって、わかっ、てたから。ひろ、とこわかった、でも、ちゃんと、presentしなきゃ、っておも、って」
途切れ途切れにそう言うのがやっとだった。
「頑張ったんだね、蒼麻。good」
尋斗が褒めてくれた。
僕にはそれが嬉しかった。
「じゃあ良く頑張った蒼麻にはご褒美をあげなくちゃね、何が良い?」
「ん、kneel。尋斗が見てくれてるのが、いい」
まだ頭を撫でくれている尋斗の手に自分から頭をぐりぐり押し付けながら僕は言った。
「そうだね。蒼麻は俺に見られながらkneelするの好きだもんね。今日は無理させちゃったからな」
「ん」
「蒼麻、kneel」
尋斗の声はさっきまでのそれとは全然違ってとても優しかった。
やっぱり尋斗は優しい方が良い。
僕は優しい尋斗が大好きなんだ。
「spase入りそうだね。良いよそのまま入っても、ずっと見ててあげるから」
お仕置きは嫌だけどその後のケアはとても好きだなと思った。
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