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お仕事。3
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秋乃side
泣き疲れて寝てしまった後、
まだ、終わっていない仕事を片付けるため
白を抱いたまま、起こさないようにして
パソコンの前に座り作業を再開する。
眠い…
実は、三日ほど前から仕事が詰まっていて
十分な睡眠時間が取れていないのだ。
クイッ
「白?目覚めたの〜?急に服引っ張らないでよ〜
あぁ〜びっくりした〜。それで、どうしたの?」
『黒、黒…』
白は、怖い夢でもみたのか
妙に甘えてきて、
どうしたらいいか分からなくなり
優しく抱きしめた。
「ねぇ、白。白の事教えて」
『ぼく…、僕、声出ない。耳聞こえない。色分からない。
痛い、痛いよ…ふぇ……』
「ごめん…。つらかったね…。大丈夫、僕がいるから」
優しく髪を梳きながら
とん、とん、とリズムよくあやす。
辛い事を思い出させ、甘えさせる。
そうする事で、
頼れるのが僕だけだと教え込ませるのだ。
可愛い…。僕の、お人形になって。
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