アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
初めての世界。3
-
冬生side
着いた場所には人がいっぱいいて、
怖くて、僕は、黒の後ろ隠れた。
「そんなに怖がらなくても〜、大丈夫だよ〜
ほら、抱っこしてあげるから」
『うぅ……』
「終わるまでこうして待っててね〜」
黒は ひょいっ と軽々しく抱き上げ
僕の頭を、黒の首のところに
埋めるような体制にした。
『黒。大丈夫です。歩きます』
「だ〜め!僕に抱かれてて〜。お願いっ」
『わ、分かりました』
「よしよし、白はいい子だね」
そう言って歩き始め、
少し先の方にあるドアを開けてなかにはいる。
「黒か、よく来たな」
「はい。お久しぶりです。
これ、依頼されたものです」
「ありがとな。これ、報酬」
「ありがと〜ございま〜す」
「また宜しくな」
「ええ、またのご依頼お待ちしてま〜す」
黒はポンポンポンと話を進めて
もう帰る事になった。
帰り際に、一番偉い人が来たみたいで
人が通路の端による。
『黒…?』
「ん?どうかした〜?」
それを気にせずにどんどんと進んでいく。
いいのかなぁと不安になっていると
横にいる人から怒られた。
「どうした?」
その声に、その場が静まり返った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 292