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朝。5
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冬生side
謝り始めてからしばらくして
黒は僕に向かって優しい目をして
「白、辛かったね…。泣いてもいいんだよ?」
と、僕がずっと欲しかった言葉をくれた。
しかし、僕の身体は
長年の調教のおかげで泣けば
酷いお仕置きがあると知っている。
それでも、恐怖のあまり
縋るように黒にしがみつきながら
涙を流した。
『ひくっ…、うぅ…ぅっ……』
「よしよし、良い子。白、ちゃんと泣け」
そう言ったように見えた。
視界が歪み涙が次から次へと流れ
止まることを知らないようだ。
「ほらっ、もっと声出して…」
『…ぅっ…ぅっ……』
元々体力のない僕は
段々と落ち着いてくるのと同時に
眠気に襲われる。
そのまま、僕は気を失うかのように
ガクッと身体から力が抜け
黒の方に倒れるようにして身体を預けた。
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