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13日目
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次の日朝、目を覚ますと琉歌が俺を抱き締めて眠っていた
「…」
これからの事を考えると時間がない
「…大好きだよ…」
ほっぺにキスをして起き上がる
部屋を出て無線でしずえに繋げる
「しずえ、俺はもうすぐ出掛ける
だから琉歌にはしずえが同伴するなら
外に出ていいと伝えておいて」
『よろしいのですか?』
「うん、タイムリミットが近づいてるからね」
『かしこまりました』
朝飯を食べて歯磨きして服を着替えて待ち合わせ場所に向かう
待ち合わせ場所は昔良く行ったカフェだった
「…」
コーヒーを頼みお父さんが来るのを待つ
「李珥遅くなってすまない」
「お父さん久しぶり」
「久しぶりだな元気そうで何よりだ」
「お父さんだけ帰国したんだ」
「そうだ」
「俺は昨日行った通り一年はそっちに居るつもりだから」
「琉歌君に会えないがいいんだな」
「会社の利益には逆らえない分かってるでしょ?そんな事」
「流石私の息子だな」
お父さんもコーヒーを頼みそこから少し沈黙が流れる
「お前はコーヒーが飲めるようになったんだな」
「うん、昔お父さんが無理やり飲ませてたからね」
「子供とはいえ、砂糖なんざ要らない」
「お父さんの論理はね」
「お前はいつこちらに来るんだ」
「………8日後そっちに向かう」
「急だな」
「まぁね」
「お母さんに伝えておこう」
「ありがとう」
「お前は琉歌君に迷惑かけて無いだろうな」
その質問に目を逸らす事しか出来ない俺
「………おい、待てお前まさか………」
「………。」
「私はあれほど言ったはずだ!」
「…スイマセン…」
「取り敢えず!琉歌君にはちゃんと伝えるんだぞ」
「お父さん…」
「なんだ」
「俺ね…琉歌には伝えない」
「どうしてだ」
「離れたくなくなる…ずっと一緒にいようねって…出来ない約束しちゃったから…」
「全く…お前らが付き合ったる事なんざ連絡済みだ勿論監禁していることもな」
「ウッ…」
「全く…息子が犯罪に手を伸ばすとはな」
「ごめん…でも、もう帰らせる。もうすぐ琉歌の両親も帰ってくるんだ」
「そうか…今日帰らせるんだいいな」
「今日…か…」
「また、離れがたくなるのはお前だ自然に返すんだいいな」
「………分かったよ………」
「じゃあ8日後に向かえに来る」
「…待ってる」
ごめん…琉歌…今まで…ごめん…
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