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俺の答え
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(ガチャ)
「上がって、あ、手洗いうがいは絶対しろよ。」
『はーい』
こいつを家に入れてしまった。
俺はその事を今更後悔している。
つい先月までは平気だったのに...。
のぶめ今度あったら覚えてろよ。
よし、少しつまみでも作るか。
江口喜んでくれるかな?
何考えてんだよ俺!正気に戻れ!!
(パンッ)
自分の頬を叩いた。
よし、大丈夫だ戻ったぞ。
が、次の瞬間
『良平さん?!何やってるんですか!?!?』
え?何でそんな心配そうな顔してんだこいつ。
『明日撮影あるでしょ!?腫れちゃうじゃないですか!何か悩み事あるなら言ってくださいよ!!』
「いや、正気に戻っただけだから大丈夫。」
『???』
あー、なんだよこの位で心配しやがって...
俺をなんだと思ってるんだよw
『好きなんです。』
俺何考えてんだ?幻聴まで聞こえるとかやばいな...
『良平さん、俺良平さんのことが好きなんです。この上ない位に愛おしくて仕方ないんです。』
.....!?!?
「え、江口何言ってんだ!?」
『すみません急に言われたら困りますよね...。でも今良平さんが俺に答えを求めているようで...』
全部わかってたってことかよ...。
俺の心は解らなくても身体は答えを知ってたのか。
なるほどな...。
のぶのいってたこと、俺が江口を好きだってこと認めるよ...。全て。
「...れ...す...き」
『え?』
「だから!俺も!...江口の事が好きなんだって!!!」
言ってしまった。俺の本当の気持ち。
唯一の答え。
『良平さん!!』(ギュ)
「俺知ってると思うけどわがままだから。」
『良平さんが望むことはなんでもしますよ^^』
「じゃあ、赤ワイン今から買ってきて。」
『えぇ!?今からですか?!もう少し2人の時間を楽しみましょうよ〜!!』
「つべこべ言うな!」
『わかりましたよ〜』
俺の事を抱いていた大きな手、俺の目を離さなかったレンズ越しの目。
全てが好きだった事に今更気づいたんだ。
そして、
俺達の鼓動は今夜初めて合った。
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