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「広翼〜、麗音くん、もう朝よ………って、まぁまぁ」
お母さんの声がしてうっすら目を開くと、目の前にはれーくんの寝顔があった。
「う、うわぁっ!」
「布団敷かなかったの?そんな狭いベッドで二人で寝て…」
「もう!お母さん早く出て行ってよー!!」
「はいはい。朝ごはんできてるから早く降りてらっしゃいね」
お母さんに見られてて恥ずかしいのに、れーくんの腕はしっかりと僕の体をホールドしてて逃げられなかった。
結構大きい声で話してたんだけど、唸りながら僕に頬ずりをしてくる。
すっごく可愛いんだけど、今は困るっ!!
「れーくん起きて!れーーくーーーん!!」
「ん……、もうちょっと…」
「ひゃあ!ちょ、ちょっと!!」
僕の首筋にれーくんの顔が埋まる。
サラサラとした髪の毛が当たって擽ったい。
れーくんってこんなに寝起き悪かったっけ?!
「んっ!!うぁ……」
「……………っ!!ごめん!!!」
れーくんの手が服の中に入ってきてビックリして変な声が出た。
僕の声にれーくんは目を覚まし、急いで僕から距離をとった。
二人とも俯いて、少し気まずい空気が流れる。
「お母さんが朝ごはんできてるって…」
「そっか。じゃあ早く降りなきゃね」
れーくんは顔は合わせてくれないものの、僕の手を引いて部屋を出た。
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