アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
入学式 帰り
-
結局体育館まで一緒に行ったし、入学式の椅子の並びも隣だったからなんだかんだずっと喋っていた
校長の話も先輩の話しもいつも長く感じてたのに不思議と早く終わった気がした
「ん〜〜!!」
それでもずっと座ったままで疲れた体を伸ばしてると
拓海が教室いこかって言うから頷いて席を立つ
って
何気なく教室に帰ろうとしたけど帰りの方がすごかった。
体育館入ってからなんとなくは気付いていたけど先輩たちの拓海への目がハートになっていた…
先輩たちや今日の女の子たちもそうだけど
中には可愛い子や美人な人もたくさんいたけど
拓海はやっぱり大して興味がないようで
近づいてくる先輩たちに適当に愛想笑いをして
頭下げてるだけで喋ろうとはしなかった
(隣にいる俺、すげえ邪魔そう……)
先輩達からそんな視線を浴びせられ
そろっと拓海から離れた
俺がいなくなって開いた拓海の左側はすぐ女の子たちによって埋まっていた
拓海がこういうの嫌いなのはさっき聞いたし
悪いなぁとは思ったけどあの視線に耐えられない…
拓海は俺が隣にいないことに気づくと
ぐるっと回りを見渡す。少し離れた位置にいる俺を見つけると顔をちょっとしかめた気がした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 67