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お礼をなにか
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目が覚めると隣でよく見知った端正な顔立ちの奴が寝ている。腕がまわされ抱きしめられてるような感覚に恥ずかしくなって慌てて抜け出す。
外が少し明るくなり始めた
時計を見れば朝の5時を回ったところで昨日の拓海に抱かれたあとそのまま寝てしまったのが分かる…
クシャクシャになったはずの俺の服は綺麗にハンガーにかけられ代わりに拓海の服を着ているし汗でベタベタだった体もなんともないから拓海が拭いてくれたのだと思うと少し感謝しないでもなかった
未だにすやすや気持ちよさそうに寝てる拓海の上を跨いで床に降りとりあえず拓海が綺麗にしてくれた自分の制服に着替える
基本的にうちの親は自由放棄みたいなところがあるしもう高校生だからぐちぐち言ってこないからそこは心配ないのだけどこのあとどうするか迷う
こんだけしてもらっておいて何にも無しに帰るのもどうかと思う
それにこの家には俺と拓海以外誰もいないみたいだった。
こんな広い部屋で1人って……
寂しいだろうなとか客観的で同情のような意見しか浮かばなかったし拓海はきっとおれにとって当たり前だからとか言うんだろうなと思うと余計なお世話かなとも思う。
けど……まぁご飯くらいなら……
起きた時にご飯があるっていうのは誰にとっても嬉しいことだと思うし俺も何かお礼したかったし丁度いいと思って寝てる拓海に
「冷蔵庫とかキッチン借りるね」
と一声かけ朝ごはんのメニューを考える俺は意外にも少しワクワクしてた
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