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1人めの友達
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「はぁー、めっちゃ緊張した…」
入学式は滞りなく終わり、今は教室で担任の先生を待っているところだ。
「担任の先生ってどんな人かなぁ…優しい人がいいなぁ」
物思いにふけっていると、隣の席の男子が声をかけてきた。
「なぁなぁ!キミ、今朝遅刻ギリギリやった子やろ?」
「ふぇ!?う、うん。そうだけど…」
「やっぱりか!ギリギリセーフやったな!
何で遅刻ギリギリやったん?寝坊したんか?」
「え!?いや、あの…聞きにくいんだけど…君ダレ?」
「あれ?自己紹介まだやった?
すまんすまん、オレ面白そーな子ぉ見ると話しかけてしまうタチやねん、許してな。
と謝罪はこんくらいにして、
オレは酒城龍ノ介や。リュウって呼んでな!よろしく!」
「そうなんだ。
オレは犬塚隼人。ハヤトって呼んでね!こちらこそよろしく!」
「うーん、ハヤトっちゅうより名前と同じで見た目ワンコみたいやからワンコって呼ぶわ」
「ちょ、それはひどくない?ハヤトって呼んでって言ったのに…」
「ええやん、ワンコっぽいんやから!」
「んー、まぁいいよ、特別に許してあげる。」
「ありがとうございます、ワンコ様!」
「そのあだ名に様とかつけないで!てか、明らかにバカにしてるでしょ!」
「おっ?ばれたか。
はは、これからよろしくな!ワ・ン・コ!」
「ばれたかじゃないよ…ま、よろしく。」
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