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保健医になった理由
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ー30分後ー
『終わった…』
ん。とプリントを渡せばそれを採点していく
簡単だったのは最初だけで段々学年が上がっていって、最後は最近習ったばかりのものまで幅広くあった
国語、数学、社会、英語、理科
5教科がそろったこのプリントをコイツが作ったとなれば本当に凄いと思う
……………………………
っていうか気付かなかったけど眼鏡かけてる…
何か……ウザいけど、ただ丸付けをする姿も様になっていて。
はぁ…ダメだ。
疲れ過ぎて頭が可笑しくなってる…
「おぉ…流石だな。でもちょっと間違えてる」
ここと、ここ、それとこれも…
一つずつ丁寧に分かりやすく解き方まで教えてくれる鬼嶋は本当に何で保健医になったのか疑うくらいだ。
「で、分かったか?」
『あぁ』
「んじゃもう一回な」
これまた凄い量のプリントをバッグから出してきた
………いや、、、はぁ…ま、良いや
『なぁ…それする前に質問しても?』
「あぁ…なんだ?」
『何でお前は保健医になったんだ?
この賢さなら普通の教師になれたハズだろ』
「何でだろーなぁ…」
『…は?』
「忘れた」
…………。
『ふーん…』
「はい。この話はもう終わりな。
ってことでこれ最後
30分、頑張れよ」
『はいはい。』
シャーペンを握った俺を見てストップウォッチを構える
「んじゃ、よーい………スタート」
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