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2、休養
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「ったぁっ!」
部屋についたかと思えばベットに投げられ、強く頭を打った。ベットが大きく軋み、”ごんっ”と鈍い音も同時に鳴り響いた。
「あら、会わないうちに脆くなったのかい?」
と、ケラケラ笑い乍外套を脱ぎ、机に放り投げる。「ねぇ、中也ぁ」と先ほど同様に笑い乍近づいてくる。
「うるせぇ…あー…いってぇ…」
もろに後頭部を打ち、頭を抑える。あー、疲れてるのにプラス此れとか…。
俺は太宰を睨みつける。
「あ、中也のことは嫌いだけど、そういう顔は好きだよ?」
なーんて馬鹿げたことを言い放ちベットに座ってきた。どすっとベットに座るもんだから、軋む音が先刻の倍に聞こえた。
「んなことより…俺はもう眠いんだ…、さっさと帰れ帰れ…」
すでに体力がギリギリな為、布団に潜り手だけを出して虫を追い払う様に太宰を追い払う。
「やだよって、めんどくさいしー…、それに…」
一度立ち上がり、帰るのかと思えば眠いと言っている俺に馬乗りをしてきた。
そして、
「これからは、大人の時間だからね……?」
と、口角を上げ、ニッコリと微笑んだ。
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