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ようこそ、異世界へ②
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「知花・・・っ!?」
「あれ?また震えてるね。今度こそ、オレが抱き締めて慰めてあげようか?今は、誠も邪魔できないからね。」
僕が聞き慣れた声を聞いてから、ビクッと体を震わせて振り向くとニヤッと笑いながら知花が言う。
「想太・・・!誠・・・!」
ふと、両手に鎖を持っている知花に気付いく。そして、繋がれている人物は僕の大切な想太と誠だという事実に気付いて、怯えたような表情を浮かべてしまう。
「ああ、そうだ。優太くん、誤解しないでね。オレは想太くんと誠に危害を加える気はないよ。ただ、逃げられると厄介だから繋いでおいただけなんだ。」
「繋いでおいた?それって、まさか・・・」
知花は僕の言わんとする言葉を察したのか、いつも通り悪戯っぽい笑みを浮かべる。しかし、いつもよりも邪悪な笑みに見えるのは僕の気のせいなのだろうか。
「君達を、この世界に連れてきたのはオレだよ。君達が慌てる姿を見るのは楽しかったな。」
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