アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
再会②
-
ーーー思い出したくもない。
僕をノロマ野郎と言ったソイツは、前に体育授業で跳び箱が跳べなかった僕を、からかい馬鹿にしていた青木の声だった。
「おい、聞いてんのかよ?ノロマ野郎。ていうか、お前・・・何で、こんな所に一人で倒れていたんだよ?」
「そ、それは僕の台詞だよ。何で、青木が・・・こんな所にいるの?」
面倒くさそうな表情を浮かべながら、青木が僕へと尋ねてきたため、僕も怪訝そうに青木へと尋ねる。
「それは・・・」
「お~い・・・青木。優太は見つかったのか?」
何故か答え辛そうに青木が僕への返答を渋っていると、少し離れた場所から、再び懐かしく聞き覚えのあるの声が聞こえてきた。
「坂本先生まで、どうして此処にいるんですか?」
「ん?なんだ・・・青木の奴、優太に説明していないのか。まあ、こんな所で説明するのもなんだから、向こうに来い。想太と誠も、心配そうに、お前を探してたぞ。」
そこには、僕にが跳び箱を跳べずに悔しい思いをした時に授業を担当してた坂本先生がいた。青木も坂本先生も、あの後行方不明になっていたため、会うのは本当に久し振りだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 477