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ようこそ、王宮へ③
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「まったく・・・そんな下らないことを考えるよりも、公務をなさる方が重要ですよ。これから、他国との会議があるのをお忘れですか?」
「・・・うっ・・・そ、それは・・・」
シンという精悍な顔立ちの青年にキツく言われたシリカは、気まずそうな表情を浮かべて呟いてから、僕らの方を一瞥する。
そして、
「はあ、残念ながら時間切れだね。早く、お仕置きしたかったけど、お楽しみは後にとっておくよ。それまで、きみたち裏切り者の人間と役立たずのエルフ共は、纏めて暗い暗い牢屋行きに決定!!」
―――パチンッ
シリカが子供っぽく笑いながら言い、指を鳴らすと、そのまま僕らは王宮に仕える屈強な兵士達に羽交い締めにされ、無理矢理、地下にある牢屋へと入れられたのだった。
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