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おとずれ 1
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K side
奴らから逃げ、俺達はある部屋に隠れていた。
おそらくショッピングモールの従業員が使っていた部屋だろう。
逃げ切ったものの、俺達はいつ襲われるか分からない恐怖に怯えていた。
フジは相当怖かったのか、気を失ってしまい、俺の腕のなかで寝ている。
「フジ...ごめんな、大丈夫か...?」
声を掛けても返事はない。おそらく眠っているだけだと思うが。
ヒラとこーすけのいる方を見ると、泣きながら震えるヒラをなだめるようにこーすけが抱き締めて背中を擦っていた。
「ぅう...やだぁ、も、かえりたい”ぃ...ひぐっ、あれ、こわかったぁあ”...っ!」
「ヒラ...大丈夫だから、俺が守るから...な?」
「ひっく、ぅ、こぉすけぇっ...!!」
真っ暗な部屋に奴らの呻き声とヒラの泣き声だけが聞こえる。
そういえば、ショッピングモールにいたあの人、大丈夫だったかな。
たまたま会ったんだよね。ちょうど同じフロアにいたと思うんだけど。
無事でいてほしいな...
レトさん。
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一昨日と昨日投稿出来なくてすみません!部活だったんです!()
ショッピングモールぐらし始まった頃のお話。暫く続くかな???
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