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いちにちめ 1
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F side
辺りが眩しくて目が覚める。
コンクリートの壁、湿っぽい空気、家具のない部屋。
見覚えのないものばかりだった。
隣には俺に寄り添って寝ているキヨがいる。
「あれ、ここどこ...?」
どうしても、今までのことが思い出せない。
俺達はなんでここに.........?
「あ、フジ、起きたか?」
「おはよーフジー」
すでに目を覚ましていたらしいこーすけとヒラは状況を理解して落ち着いているようだった。
「ね、ねえ、ここどこ?んでこんなとこいんの?」
二人にそれを聞いてみる。
そうすると二人は顔を見合わせてから、こーすけがこう言った。
「ん?あぁ、なんかよくわかんねぇんだよな。でもなんかこのショッピングセンターから出られそうにねぇんだよ」
「そうそう。とりあえずここでサバイバルー、みたいな」
とヒラも言う。
サバイバル、言われてもいまいちピンとこなかった。
なんでこんな場所で?
「どういうことなんだぁあ...」
これが俺のサバイバルぐらしの1日目だった。
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