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いちにちめ 2
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K side
「...おい、しょっ、」
俺達は起きたあと部屋から出て家具とか食料を取りに行った。
昼間は奴らが出ないらしい。ショッピングモールの外のほう見たら結構たくさん居たけど、中は大丈夫みたいだ。
一応ベッドとテーブル、あと幸運なことにこの部屋電気が通ってたみたいだから冷蔵庫も持ってきた。パクったんじゃないぞ、借りただけだ。
「あー...つかれたー...」
そのままベッドに体を沈めるフジ。
「重かったもんねー...」
ヒラもそのままベッドにダイブする。
二人はごろごろしながら、次第に眠そうに目を擦っていた。
「フジ、ヒラ、疲れたなら少し寝ててもいいぞ?」
「あー...ありがとこーちゃん」
「うん...おやすみ...」
二人はかなり疲れてたのか、すぐにすやすやと寝息をたて出した。
「なあ、キヨ」
ふと、こーすけに呼ばれた。
「あ?どうした?」
「いや...誰かまだ生きてる人っていないのかなって」
一瞬うっしーとレトさんのことが頭を過る。
「...いや、誰かしらいんだろ。大丈夫じゃね?」
それは、ただの俺の願いだった。
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