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予感の音
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ー音也sideー
「(コンコン…)音也様、夕食の準備が整いました。どうなさいますか?」
「後で食べるからラップしといて下さい。」
「はい、かしこまりました。それと、抑制剤が切れかけております。今から買って来ましょか?」
「いいえ、今日はもう遅いので上がっていいですよ。明日買ってきてください。」
「それでしたら明日は買ってから来ますので、少々遅れますがよろしいですか?」
「はい、構いません。」
「かしこまりました。」
抑制剤、それは僕たちΩにとって欠かせないもの。
Ωの大半は発情期の時以外は抑制剤を飲まない。副作用があるからだ。
もともと抑制剤はフェロモンのバランスを壊して抑制するものだから、飲み過ぎると体調を崩す。
しかし僕はいつも飲んでいる。他の人と違って少しフェロモンが多いからだ。
そう言う人も少なからず居て、そう言う人の発情期はβも引きつけるフェロモンを出す。
僕は抑制剤が無ければ生きて行くのも難しい…
「音也様、失礼します。おやすみなさいませ。」
「分かってる。おやすみ。」
__________
「そろそろごはん食べよう…」
僕がごはんを食べるのは8時過ぎくらいだ。
だからいつも作ってもらって、後から温めて食べる。
いつも通りに…
「熱っ!」
(温め過ぎたかな…)
「明日、七瀬さんにお金渡さないと…」
そんなことを考えながら…
明日あんな事が起こるとも知らずに…
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