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4-10 予想外
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言葉にならない悲鳴を上げて、菊川の背に抗議の爪を立てても、ギチギチと肉壁を拡げて進む侵略は止まらない。
「ぅう、くっ、ア・・・ヒィッ」
息を吐くことも忘れ身を強ばらせてしまい、更に痛みが増していた。
発情フェロモンは、Ωに高揚と身体への弛緩を促す効果がある。
それは番になるために身体の負担を和らげるため。
でも、こんなの、全然足りないじゃないかっ
萩野の嘘つきっ
絶対に菊川だって痛いはずだっ
なんで止めてくれないんだ?
痛みで再び我に返り涙を浮かべる俺を、菊川は労りの言葉さえなく険しい顔で睨んでくる。
やっぱり俺に問題があったのか?
だから、番になるこの行為もこんなに痛むのか?
進み続けることをあきらめた菊川が、浅い場所でグチュグチュと抜き差しを繰り返し、無理矢理こじ開ける痛みが薄らいでいく。
俺は、ようやく息を吐き身体から力を抜けるようになった。
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