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4-16 予想外
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「ヤ、ダ、も、無理ぃぃーッ」
次に我に返ったこのときから、解放されるまでのことを俺は一生忘れないと思う。
高く上げさせられた両手は壁に縫い付けられ、後ろから突かれる衝撃で額が壁にぶつかって意識が戻った。
痛みを訴える前に、自分の意志無く身体が引いて、また額をぶつけられる。
でも、ただ痛いだけじゃなく、同じタイミングでズブズブ自分の中を出入りし掻き回されて、むず痒い感覚に苛まれる。
二つの刺激から逃げようにも、足は宙を掻き両手を包む掌から力は緩まない。
自分を支えているのは、お腹の中を好き勝手に暴れる熱くて硬い菊川の性器、のはず。
不安定すぎる体勢で、連続して突き上げられ舌を噛まずに話すことさえ難しい。
押さえつける腕は、見慣れた制服で被われている。
だから、後ろでブツブツ言ってるのも菊川のはず。
「はぁっ、ヤバイ、止まんねぇ」
聞こえてくるのは、大体この三語の組み合わせ。
「ヤダ、バカ、止まれっ」と何度それに答えても伝わらなくて、なんとか息を整え叫んだ声は、掠れて迫力には欠けていた。
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