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4-17 予想外
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「あぁ、桜宮、元に、戻った?」
菊川は、ようやく動きを止めてくれた。
熱に浮かされたような拙い話し方。
繋ぎ止めていた手を外し、ギュウッと後ろから抱き締められ身悶え。
「ンンッ、はぁっ、ば、ばかぁっ」
結合した場所に自分の体重と菊川の力が加わり、ずぶずぶ更に奥へ押し入られ、無意識に出た声の甘さに恥ずかしくなる。
「桜宮、可愛い」
ねっとりとうなじを嘗められ、ビリビリ電撃がソコから爪の先まで走った。
「や、そこ、嘗めんなっ
息も、かけるなっ」
菊川の吐く息にさえ、身体が反応する。
菊川を呑み込んだ場所に力を込めてしまい、自分の中にいる菊川の存在を改めて思い知る。
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