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5-5 都市伝説 side 倭人
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「桜宮財閥には、ある程度状況は伝えているが、正直相手が次男に代わったことくらいしか言えてない。
さすがに、このバカが」
バシッ
桜宮を見るのに忙しかった俺の腰に、後ろから母さんの鋭い蹴りが叩き込まれ踞る。
いってぇっっ
革靴の先、めり込ませてきたなっ
「ご子息を監禁してますとは言えなくて。
もうしわけないが、上手く誤魔化して貰えないか」
痛みに息を詰まらせてる俺が睨んでも、冷笑。
何事もなかったように話続ける母さんの顔に、床に転がっていた開封前のペットボトルが飛んだけどそれも難なく片手でキャッチ。
「食料で遊ぶな」
「てめぇの会社のことばかり優先してんじゃねー」
投げた本人、父さんはキャッチされたことにも腹をたて母さんを睨み付ける。
母さんに真っ向から歯向かえるのは、父さんだけ。
父さんじゃなければ、許されない。
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